感想
だいぶに前に購入したけど、今更1on1の本か…と思って積読してたのですが連休を使ってやっと読み終わりました。
人の成長のうち7割は仕事の経験から、この7割に焦点を当てて経験学習を浸透させる手段としての1on1というテーマで、それをやる意味から手法まで基礎的ですが大事なことを教えてくれます。
1on1は部下のため、という聞いてはいるけど忘れがちなコンセプトとその理由、陥りがちな失敗、具体的な手法は、初めてリーダー職になって1on1を始めた人だけでなく、既にやれてると思ってる人(=自分)が再考する気づきも与えてくれます。
コルブの経験学習モデル、
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具体的経験→内省(振り返る)→教訓を引き出す(持論化、概念化)→新しい状況への適用(持論・教訓を活かす)
このサイクルを回しメンバーの成長とキャリア開発を支援して、結果として組織の安定と成長、事業の成果に結びつける1on1という手法についていい感じに振り返りをさせてくれる本でした。
ポイントサマリ
マンガで学ぶ1on1ミーティングの基本
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経験学習
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自分の経験を詳細に思い出して、言葉にして、深く内省することが必要
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助言ではなく、遮らず、本人に話させて考えさせる
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言い換え
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部下の発言から状況を想像して適切な言葉を選び投げかける
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別の表現、視点から部下が考えを深め掘り下げるよう促す
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肯定、否定、評価をせず部下が考えを深めるよう反応する
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否定は常にNGではないが慎重に
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行動で終わる
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指示するのではなく、行動のイメージを浮かべてもらうよう問いかける
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本人から行動宣言をさせ、コミットメントを引き出す
1on1とは何か
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7:2:1の理論
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7割は仕事経験から学ぶ
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2割は他者から学ぶ
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1割は研修や書籍から学ぶ
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経験を学習に変換するアクション、振り返りが1on1
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コルブの経験学習モデル
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具体的経験→内省(振り返る)→教訓を引き出す(持論化、概念化)→新しい状況への適用(持論・教訓を活かす)
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部下が情熱を持てる仕事、職業感について話し合う
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自分で見えない客観的評価について伝え話し合う
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部下の目標に対するラップライムを測り伝える
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「今日は何を話そうか」
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部下がテーマを決め、上司が聞きたいことを聞く場ではない
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習慣化すると部下は準備するようになり前もって内政が始まる
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「もう少し詳しく聞かせて」
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部下の頭の中の動いてなかった部分を動かし内省を深める
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アドバイスをしがちだがそれでは依存が強まるだけ
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「○○って事?」
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曖昧なことを明確化する為に質問する
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極端に言ってみるのがコツ
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「なるほど」
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否定せず評価せずニュートラルに受け止める
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部下に「こんなことも話していいんだ」と思ってもらう
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「○○さんは○○したいんだ」
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あえて主語を明確にすることで本人の本音であることを確認する
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「うん(沈黙)」
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アドバイスをグッと堪えて部下が考え言葉を発するのを待つ
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自分に対するネガティブな発言に「自分ではそう思ってるんだ」
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「そんなことないよ」と言われることを期待されていてもニュートラルに返し思考を深める
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期待していることを言ってもらうと思考が止まる
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「次はどうする?」「今決めなくてもいいけど」
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教訓化ができたところで次の行動を宣言させる
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「いつまでに?手伝えることは?」
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コミットメントを宣言させる
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上司が手伝うと部下もやらないわけには行かなくなりコミットメントを誘発する
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上司としてもコミットメントに協力できることは理想
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制度化
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「やったほうが良いこと」は「やることになっている」方が楽
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コミュニケーションの定義
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仕事では「自分の意図を相手が理解し、実際に行動する」こと
1on1に置ける働きかけ
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第1段階:信頼関係の構築
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アクティブリスニング
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レコグニッション:無条件の肯定的な配慮
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自分の期待値と部下の感じていることにGAPがあっても、部下が感じていることは事実として認める
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もっとやれるはずと思っている部下が「忙しすぎる」と言っても、まずはその事実を認め共感する。同意しているわけではない
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信頼関係を構築するための手段として意識する
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第2段階:学びの深化
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コーチング
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質問を重ねて部下の新たな発想や気づき、思考の言語化を促す
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問題点が明らかになったら次の行動を促す
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内発アクションの方がやる気が出る
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ティーチング
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社内ルールのように知ってれば済むことはティーチング
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フィードバック
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上司が期待する水準と、部下の成果との差を伝える
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なぜその差が生じているのかを明らかにする
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相手が気付かないことを伝える
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非言語なこと「Aさんのことを話すときに手を組むけど、苦手意識があるの?」について気付かないことを伝え、気づきを得るきっかけを作る
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「学んだことは?」
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失敗から、1on1から学びを深める為に問いかける
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学びは言語化されるプロセスを経て認識される
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第3段階:次の行動の決定
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「この学びを次にどこへ活かす?」
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守られなければ「なぜできなかったのか」についてまた話す
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コラムから